【食レポ-熊本市】創業60余年!老舗黒亭で熊本ラーメンを食す。他の熊本ラーメンとの比較も。

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本当に蒸し暑い日々が続いておりますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?
2023年8月某日、そんな暑さの中、数年ぶりに熊本を訪問してきました。
めったにない機会ですのでご当地グルメもめいいっぱい堪能してきましたよ。
今回の熊本食レポ最後は熊本ラーメンの老舗黒亭のラーメンをご紹介したいと思います。

目次

熊本ラーメンの起源は?

熊本ラーメンの起源は、九州の豚骨ラーメン発祥の地である福岡県久留米市にさかのぼります。
久留米ラーメンは豚骨と水だけで長時間煮込んだ白濁したスープが特徴ですが、このスープに鶏ガラや野菜などを加え味にアクセントをつけたのが熊本ラーメンの始まりと言われています。
熊本ラーメン発祥の店は、1953年に熊本市内に開業した「松葉軒」、1954年に開業した「こむらさき」、1955年に開業した「味千」の3店舗と言われていますが、この3店はいずれも当時、現JR玉名市駅前で人気となっていたラーメン店「三九」の久留米ラーメンに感動した若者たちが創業者です。
熊本ラーメンは、同じ九州の豚骨ラーメンでも、博多に比べ麺は太く、スープは豚骨に鶏ガラなどを加えよりまろやかでマイルドな仕上がりとなっています。またチップ状にした揚げにんにくやマー油(にんにくを揚げた油)、フライドガーリック、そして具材には煮玉子やキクラゲ、チャーシュー、メンマ、刻み小ネギ、モヤシ、海苔等が用いられます。
熊本ラーメンは熊本市内を中心に広く食されているほか、現在では「桂花」や「こむらさき」、「味千ラーメン」が多くのチェーン店を展開し国内外へのの進出が進んでいます。

熊本ラーメン黒亭とは?

引用元:熊本ラーメン黒亭公式HP

1957年に熊本県熊本市二本木で「こむらさき」の山中安敏氏に技術支援を受け、平林武良(初代)・平林絹子夫妻により創業されました。店名は、画家を志す武良氏の好きな絵の具の色「黒」に由来しているそうです。
現在は熊本県内に4店舗を構え、オンラインショップでも購入が可能となっています。
そんな黒亭ラーメンの一番の特長はスープです。
他の熊本ラーメンのスープは、豚骨を野菜と煮込んだり鶏と合わせるものが主流ですが、黒亭では、創業当時から「豚頭骨」のみを「高温で一気に炊き上げる」製法でとんこつスープを作っています。「豚頭骨」脂身の少なさが特徴です。この「豚頭骨」を「高温で一気に炊き上げる」ことにより、臭みが抜け、硬い骨に熱を通し、十分な旨味を引き出すことが出来ます。こうしてできたスープが、あっさりしているけどコクがある独特の黒亭とんこつスープとなります。

今回私たちが訪れたのは、バスセンター直結のSAKURA MACHI Kumamoto地下1階にある桜町熊本城前店。

落ち着いた和モダンな雰囲気でとってもオシャレな店舗、店内にはジャズが心地よく響いています。

こんな可愛らしい椅子も置いてあったり…。お子さん連れでも安心ですね。

メニューはこんな感じ。
普段の僕なら初めて訪れたお店では素直にお店がオススメするメニュー、玉子入ラーメンを注文するところなのですが、今回は少しばかり事情が異なります。
実はココに来る前に洋服屋さんに立ち寄ったのですが、そこの店員の方から

「僕は黒亭では、いつも普通のラーメンに半熟味玉トッピングですよ!オススメです!」

というお言葉を頂いていたのです。

普段から食べてらっしゃる現地の方の貴重なアドバイスはとても無視できません。

ということで今回は、

「ラーメンと半熟味玉」を注文させて頂きました。

 ちなみにサイドメニューはこんな感じです。
娘は以前に訪問したことがあるようで、そのときに美味しかったからという理由でおにぎりも注文してました。

黒亭の熊本ラーメンをいざ実食!!

注文してから15分ぐらい経ったでしょうか。あれこれ雑談をしている間にやってまいりました。

いよいよご対面です!


第一印象は「澄んだ豚骨」に黒いマー油がアクセントのようにちりばまれ、何か研ぎ澄まされた芸術品のような佇まい、そんな印象。

煮玉子も割と色目は薄く、まるで素材の味をしっかり楽しんで欲しいというメッセージが込められているようです。

では、いざ実食!!

まずはスープをレンゲで一口…。

なるほど!

ガツンとくる旨味ではありませんが、口の中に何とも言えないとても上品な旨味が広がります。

トロトロではなく、かといって薄い訳でもなく、さらっとしているけど深い味。

これはず~っと飲み続けても飽きがこないのではなかろうか?と思わせる、そんな何とも言えない上質を感じる味。

澄んだ上品な豚骨スープに黒マー油の絶妙なアクセントが視覚のみではなく味覚にも心の奥底まで深く語りかけて来るかのようです。

そして麺をひとすすり…。

うん!美味い!

自家製中太ストレート麺は石臼挽きの小麦粉を織り交ぜて作られているそうで、しっかり小麦の香りを感じます。

チャーシューは?

これもうまっ!

しっかりたれで下味を付けて煮込まれた大ぶりのチャーシューは、トロトロではなくそこそこしっかり噛み応えのある感じ。「溶ける~」ではなく「肉食ってるぞ~」っていう気になる味わいです。

そして味付煮玉子。

これはっ!!

色目は薄いのですが、今まで経験したことのない独特の風味がついています。決して嫌な感じではなく、このスープで頂くラーメンの味わいに絶妙な変化をもたらしてくれる、そんな存在でした。

夢中で箸を進めてたらあっという間に完食です。

いや~!なんとも完成度の高いラーメンでした。美味しいラーメンをご馳走様でした。

「味千」「桂花」など他の熊本ラーメンとの違いは?

ちなみに過去には「味千」さんのラーメン、「桂花」さんのラーメンも食べたことがあります。
違いを端的に判り易く表現するのはなかなか難しいのですが、それぞれのラーメンを一言で表現するとこんな感じだと思います。

味千ラーメン・・・熊本ラーメンの王道!BASICスタイル。

桂花ラーメン・・・一口目から旨味が凄い!ご褒美DAYに食べたいこってり味。

黒亭ラーメン・・・朝昼晩問わず食べられる澄んだスッキリ旨味の厳選豚骨。

以上、あくまで僕の印象です。
これらのラーメンをすべて経験されている他の方はどのようにお感じだったでしょうか?
コメント頂けると嬉しく思います。

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