神話の恋人たちが残した、肌の温もり
ギリシャ神話に、こんな物語があります。
美しき人間の娘プシュケと、愛の神エロス。
二人の純粋で官能的な愛の物語は、やがて「快楽の女神」を誕生させた——。
「フルールドゥポー」は、その神話へのオマージュとして生まれた香りです。
フランス語で「肌の花」を意味するその名の通り、つけた人の体温に溶け込み、まるで「この人の肌がもともとこんないい匂いだった」と思わせてしまう、不思議な一本。
1961年にパリで産声を上げたディプティックが、フレグランス誕生から50周年の節目である2018年に放ったこの香りを手がけたのは、「オルフェオン」も生み出した香水界の巨匠オリヴィエ・ペシュー。
「香水をつけている」という気配を消した先に残る、素肌の温もりと官能——それがこの香水の、すべてです。
フルールドゥポーを愛用・言及情報がある芸能人は?
以下は、当サイトで確認できた愛用・言及情報の一例です。
「香水をつけているとは気づかれない」のに「なんかいい匂いがする」という魔法のような香りゆえ、センスの鋭い方に特に選ばれています。
・リュジンさん(ITZY)
・イェジさん(ITZY)
・カリナさん(aespa)
・ユジンさん(IVE)
・ヘウォンさん(NMIXX)
・佐々木久美さん(日向坂46)
・八木莉可子さん
※順不同です。
K-POPアイドルを中心に「韓国アイドルが多数愛用中」とSNSでも注目度が高まっています。
香りのざっくりイメージ
専門用語をできるだけ使わずに表現すると、フルールドゥポーはこんな香りです。
一言で言えば——
**「高級なシルクの寝具に包まれたお風呂上がりのような無垢な官能」**です。
- 「柔らかなスパイス」
つけた瞬間、ピンクペッパーがピリッと弾けますが、すぐにアンブレットシードの柔らかな甘みに包み込まれます。 - 「パウダリーなアイリス」
中盤から、高級なフェイスパウダーや石鹸を思わせるアイリス(アヤメ)の香りが広がり、清潔感のピークを迎えます。 - 「肌に溶け込むムスク」
ラストは、まるで自分の体温と一体化するように、温かく、少しアニマリック(動物的)なムスクが静かに香り続けます。

香りの構成
単なるムスクではなく、「植物性のムスク」とも呼ばれる貴重なアンブレットシードを主役に据えた、非常に贅沢な構成です。

| 段階 | 主な香り | 印象 |
|---|---|---|
| トップ | ベルガモット、アンジェリカ、ピンクペッパー | 「さりげない幕開け」 主張せず、それでいて確かに存在感を放つスタート。 |
| ミドル | アイリス、アンブレットシード | 「肌の花」 パウダリーでもなく、甘くもない。「清潔な官能」という言葉が最もふさわしい核心部。 |
| ラスト | ムスク、アンバーグリス | 「体温との融合」 気づけば香水ではなく、あなたの肌の一部になっている余韻。 |
香りのプロファイル
フルールドゥポーを纏う前に知っておきたい、基本的な特徴のまとめです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 香りの系統 | ムスク・フローラル |
| 持続時間 | 5〜7時間程度(オードパルファム。肌への密着感が高く、じわじわと長く続く) |
| 季節 | オールシーズン(主張が控えめなため季節を選ばない。夏も涼しく纏える) |
| ジェンダー | ユニセックス(女性人気が圧倒的だが、男性愛用者も着実に増加中) |
| おすすめシーン | デート、大切な人に会う日、「香水をつけているとバレたくない場所」、勝負の日の隠し玉に |
どんな人に似合う?
フルールドゥポーはこんな人にピッタリです。

・「香水くさい」のは苦手だが、石鹸や柔軟剤よりも上質な香りを纏いたい。
・自分の肌の匂いと混ざり合って完成する、「自分だけの香り」が欲しい。
・清潔感の中に、ほんの少しの「色気」や「人間味」を感じさせたい。
・白やベージュ、ペールトーンの服を好む、柔らかな雰囲気の方。
ここがリアル!「肌の花」の光と影
- 「物足りない」と感じる人もいる
主張が少ない香りゆえに、「もっと存在感のある香水が欲しかった」という声もちらほら。
「纏っている自分が気持ちいい香水」であって、「周囲にアピールする香水」ではないため、用途や目的を明確にして選ぶことが大切です。 - 「パウダリーすぎる」という声も
アイリスのパウダリーな質感が苦手という方も一定数います。
「石鹸っぽい」「粉っぽい」と感じるかどうかは体質や好みで大きく変わるため、必ずテスターで試してから購入を判断してください。 - 「人と被りやすくなってきた」という現実
K-POPアイドルの愛用が広まったことで、感度の高い層への認知が一気に上がりました。
「みんな使ってる」と感じ始めたら、ボディローションやヘアフレグランスとのレイヤリングで個性を出すのがおすすめです。
商品ラインナップ(2026年現在)
- 5ml
- 75ml
24時間、肌の一部にする。「贅沢」ラインナップ
フルール ドゥ ポーの魅力は、何と言ってもその「肌馴染みの良さ」にあります。
オードパルファン(香水)でビシッと決めるのも素敵ですが、ヘアミストやボディケアを重ねることで、より「その人自身の体温」を感じさせる、奥行きのある香らせ方が可能になります。
ここでは、香水以外でこの「神話の香り」を楽しめる名品たちをご紹介します。
ヘアフレグランス フルール ドゥ ポー
「髪が揺れるたび、誰かを惑わせる」
アルコール度数を抑え、髪に優しい成分を配合したミストです。
- 特徴
香水よりもふんわりと軽やかに香ります。風が吹いた瞬間や、すれ違った瞬間にだけ届く、究極の「奥ゆかしさ」を演出できます。 - おすすめ
夏場や、オフィスで香水を使いにくい環境の方に。
ハンド&ボディ ローション
「全身を『フルール ドゥ ポー』のベールで包む」
ミルクのような軽やかな質感で、肌を潤しながら香りを定着させます。
- 特徴
お風呂上がりの清潔な肌に馴染ませると、翌朝まで「自分の肌そのものがいい匂い」であるかのような至福の感覚を味わえます。 - おすすめ
香水のベースとして使う「レイヤード」に。香りの持ちが格段にアップします。
ハンドクリーム
「自分だけの癒やしの時間を、手元に」
こっくりとしたテクスチャーで、指先からアイリスの気品が漂います。
- 特徴
パソコン作業中や外出先で、ふとした瞬間に自分の鼻に届く香りに癒やされます。 - おすすめ
大切な人へのギフトや、初めてこの香りに触れる方の「入門編」として。
クレンジング ハンド&ボディ ジェル
「バスルームを、神話の舞台に変える」
豊かな泡立ちと共に、フルール ドゥ ポーの香りが浴室いっぱいに広がります。
- 特徴
洗い流した後も、肌に微かな「ムスクの余韻」が残ります。
一日の終わりの儀式にふさわしい贅沢なアイテムです。
「フルール ドゥ ポー」の魅力をハックする代替案
この「パウダリーなムスク」の世界観を、別の角度から楽しみたい方におすすめです。
ナルシソ ロドリゲス| ピュア ムスク
【比較:よりピュア】
混じりっけなしの「純白のムスク」
フルールドゥポーから複雑さを引き算し、ムスクの持つ「純粋な透明感」だけを抽出したような香りです。
- 特徴:
非常にシンプルでクリーン。
他の香水とのレイヤード(重ね付け)のベースとしても優秀です。 - メリット:
価格もディプティックより手頃で、日常使いしやすい軽やかさがあります。

まとめ:「香水をつけていない」が最高の褒め言葉
香水の世界には、「つけていると必ずわかる香水」と「つけているとは気づかれない香水」の二種類があります。
フルールドゥポーは、迷いなく後者です。
「素敵な香りがするね」ではなく「なんかあなたっていい匂いがするね」と言われることが、この香水の正しい着地点。
それはある意味、香水の最終形態とも言えます。
プシュケとエロスの愛の物語が宿るその香りを纏うたびに、あなたの肌はそっと花を咲かせています。
👇 香水選びに迷ってるあなたに…。




