「もしゴールドに香りがあったら」黄金の花々が織りなす究極のブーケ
1999年、香水業界は低迷していました。
人々は新しい香りより「定番」を求め、シャネル N°5がフランスの売上ランキングから動かない時代。
そんな閉塞感の中、ディオールは女性調香師カリス・ベッカーに一つの問いを投げかけました——
「もし、ゴールドに香りがあったら、どんな香りになるのだろう?」
その問いへの答えが「ジャドール」です。
フランス語で「大好き」を意味するその名には、「or(ゴールド)」と「Dior」の文字が隠されており、まさに言葉遊びの中にブランドの誇りと愛が凝縮されています。
1946年にパリで創業し、「ニュールック」で戦後ファッション界を革命したクリスチャン・ディオール。そのブランドが衰退の兆しを見せていた世紀末に、まさに救世主として降臨したのがジャドールでした。発売後12年でフランス女性向け香水売上ナンバーワンに輝き、「ディオール帝国復活の狼煙」と呼ばれた伝説の一本です。
ジャドールを愛用・言及情報がある芸能人は?
以下は、当サイトで確認できた愛用・言及情報の一例です。
「黄金の女性美」を体現する香りらしく、第一線で輝き続ける女性たちに特に選ばれています。
・冨永愛さん(スーパーモデル)※「ジャドール ロー」を愛用。人生初の香水としてジャドールを選んだエピソードでも有名
・堀未央奈さん(女優・元乃木坂46)
・北山宏光さん
・原沙知絵さん(モデル・女優)
・藤井夏恋さん(モデル・女優)
・寺本莉緒さん(グラビアアイドル)
・シャーリーズ・セロンさん(女優・モデル)
・リアーナさん(ミュージシャン・実業家)※2024年よりジャドールの公式ミューズに就任
※順不同です。
リアーナのミューズ就任は、「自信に満ちたフェミニニティ」というジャドールのコンセプトに最もふさわしい人物として選ばれたもの。「私はずっとゴールドに輝くジャドールの夢の香りを愛してきた」という本人の言葉が、この香水の力を何より雄弁に語っています。
どんな香り?香りのざっくりイメージ
専門用語をできるだけ使わずに表現すると、ジャドールはこんな香りです。
一言で言えば——
「世界中の花を束ねた、どの花とも表現しがたい夢のブーケ」です。
- 「洋梨とメロンの瑞々しい幕開け」
つけた瞬間、セイヨウナシやメロンのようなフレッシュで爽やかなフルーティ感が広がる。「フローラルな香水」と思って嗅ぐと良い意味で裏切られる、軽やかで明るい入口。 - 「イランイランとジャスミンの陶酔する核心」
イランイランの官能的な甘さとジャスミンの透き通った気品が重なり合う。「豪華なのに重くない」「華やかなのに押しつけがましくない」——それがジャドールを唯一無二にしている核心部。 - 「ムスクとシダーウッドの上品な余韻」
最後はムスクとシダーウッドがしなやかに溶け込み、「美しい女性が歩いた後に残る空気」のような品格ある余韻が長く続く。

香りの構成
世界を旅するように集められた、贅沢すぎるエッセンスの結晶です。

| 段階 | 主な香り | 印象 |
| トップ | 洋ナシ、メロン、マグノリア、ピーチ、ベルガモット | 「光の祝祭」 瑞々しい果実が、輝かしい一日を予感させます。 |
| ミドル | ジャスミン、ローズ、スズラン、イランイラン、チュベローズ | 「黄金のブーケ」 選び抜かれた花々が、圧倒的な気品を纏わせます。 |
| ラスト | ムスク、バニラ、ブラックベリー、シダーウッド | 「気高き余韻」 温かく甘美な余韻が、長く静かに残り続けます。 |
香りのプロファイル
ジャドールを纏う前に知っておきたい、基本的な特徴のまとめです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 香りの系統 | フローラル・フルーティ |
| 持続時間 | 6〜8時間程度(オードパルファム。発色がよく、纏った直後から時間が経っても香りが安定している) |
| 季節 | オールシーズン(華やかさがあるが重くなく、夏も上品に纏える) |
| ジェンダー | レディース向け(ただし「女性らしい香りを纏いたい男性」にも選ばれている) |
| おすすめシーン | 特別な日、デート、パーティー、「今日の自分を最高に仕上げたい日」、大切なプレゼントに |
どんな人に似合う?
ジャドールはこんな人にピッタリです。

- 「女性である自分」を肯定して、堂々と纏いたい人。
ジャドールは「女性の美しさへの讃歌」として作られた香水です。自分自身の魅力を引き出したい方に。 - 「華やかだけど上品」という絶妙なバランスを求めている人。
パーティーでも職場でも浮かない、守備範囲の広い「大人のフローラル」を求める方に。 - 自分の美しさに自信を持った女性に憧れる人。
その香りを纏うことで、少しだけ彼女たちの世界に近づける一本です。 - 「香水の定番」をひとつ持っておきたい人。
世界中で愛され続ける普遍的な美しさは、時代に左右されない安心感があります。
ここがリアル!「ジャドール」の光と影
- 「完成されすぎている」がゆえに
あまりにも完璧なバランスのため、少し「コンサバ(保守的)」に感じられることもあります。しかし、それは裏を返せば、どんな場面でも恥ずかしくない、絶対的な信頼感の証でもあります。 - ボトルの「デザイン美」と「扱いやすさ」
細いネックのボトルは非常に美しいですが、持ち運びには少し不向き。お気に入りのアトマイザーに移すか、自宅での「儀式」として纏うのがスマートです。
ジャドール シリーズの選び方ガイド
ジャドールにはシリーズが複数あります。簡単にまとめました。ぜひあなたに合った一本を見つけてください。
ジャドール オードゥ パルファン(EDP)
王道のフローラルブーケ。最初の一本として迷ったらこれ。
ジャドール ロー(EDP)
バニラが加わり、よりゴージャスで温かみのある仕上がり。秋冬や夜向き。冨永愛さんの愛用版。
ジャドール パルファン ドー(EDP)
ウォーターベースでよりシアーな印象。夏や職場など、控えめに纏いたいシーンに。
ジャドール オールミエール(EDT)
よりフレッシュでシトラス感が強い春夏版。初めてジャドールを試したい入門者に。
似てる香水は?「ジャドール」をハックする代替案
ディプティック ド ソン
【比較:よりニッチでチュベローズが際立つ】フローラルの「別解釈」
同じフローラルでも、チュベローズを主役に海辺の記憶を閉じ込めた一本。
「ジャドールの華やかさは好きだが、もう少し個性と独自性が欲しい」という方への次の一本として。
当ブログにも解説記事があります。
ランコム | イドル(Idôle)
【比較:現代の女神】よりクリーンでモダンな解釈
ジャドールが「王道の華やかさ」なら、イドルは「現代を生きるしなやかな強さ」。
ローズとジャスミンに、ムスクが加わった非常にクリーンな香り。
ボトルの薄さが象徴するように、より軽やかで、20代〜30代のデイリー使いに非常にマッチします。
あなたは、黄金の光を身に纏う
ジャドールを纏うことは、自分自身を讃えることです。
瑞々しい果実の輝きから、 世界中の花々が織りなす喝采を経て、 肌に溶け込む至高の余韻へ。
この香りを纏ったとき、あなたの毎日はただの日常ではなく、光り輝くステージへと変わるはずです。
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